夏は恋する季節


引っ張られたあたしのからだはよろける



「あ、やっぱ嫌だった?」



海崎くんはシュンとする



「え、あ、い、いや!全然!」



「そっか!なら、蜜柑も俺のこと了って呼んで?」



り、りー?!



「う、うん」





グイッ



海崎くんはあたしの腕をひっぱり胸に引き寄せた



か、顔が…近い…





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