秋山…押入れシリーズ~キャア~
押入れの前で……
足元が何だかザラザラする。
素足だった健太郎の足の裏に砂が………!
押入れから寝床までの短い距離に、砂を踏んだ足跡が……… !
部屋に砂が上がるなんて事はあり得ない。
これは…間違いなく現実なんだ。
あの昨夜の甘い真理子の香りを……
健太郎は思い出した。
真理子に会えた…会えたんだ。
1年に一度?……って確か言ってたよな?
来年……また、会えるんだ。
もう二度と会える事はないと思っていた真理子。
また…来年…会いたい。