秋山…押入れシリーズ~キャア~
嫁はいつも通り、押入れを開け、タオルケットの上に赤ん坊を寝かせ、襖を閉めた。
おばあちゃんがびっくりしている。
「お前……そんな可哀想なことを……」
「大丈夫なのよ、
この子も望んでる事なのよ。
ほら、見てごらん」
本当に……泣き声はピタリと止んだ。
「お母さん~あっちの部屋に行こう♪」
「でもお前………」
おばあちゃんは、赤ん坊が可哀想に思い堪らなかった。
もう一つの部屋で、嫁とおばあちゃん、子供二人は、四人でおやつを食べた。
が……おばあちゃんの胸中は……赤ん坊の事で一杯だった。