秋山…押入れシリーズ~キャア~
嫁は、知り合いの霊媒師を家に呼んだ。
早速、問題の押入れに連れて行き……。
「先生、ここです」
空っぽになった押入れの上段に霊媒師は登った~
暫くして、霊媒師が大きな声を出した。
「ここじゃ!
この天井の上じゃ!」
一郎も押入れの上段に上がり……天井をこじ開けた。
薄暗くて、中がよく見えない……嫁が懐中電灯を持ってきた。
何と!
その天井の屋根裏には!
わら人形が釘で打ち付けられていたのだ~
それも……太い釘で胸を打ち付けられたわら人形が9体。
霊媒師のお祓いの中、一郎は、その釘を全部引っこ抜き、わら人形を押入れの天井から全て取り出した。
メラメラと赤い炎の中、9体は跡形もなく燃やされた。