クローバー的恋事情
「藤沢さん、何時の東京行きで帰るんですか?」
「5時です」
二人は従業員室へ向かって歩き出す。もう私は関係ないな…。
チラッ
藤沢さんから目を離そうとした瞬間、藤沢さんがこっちを向いて、目が合う。そっと手を挙げて微笑んで、男性の後に続いて従業員室へ消えていった。
キュン
やばい。あんな笑顔を見せるなんて、かっこ良すぎる。私の胸は締め付けられた。きっともう会うことのない人なのに。恋に落ちた感覚がした。
「葵、ごめーん。やっと終わったよ。アイス、食べに行こうか?」
「あ、うん」
「ん?何かあった?」
「う、ううん。何も。それより、拓真は大丈夫なの?」
「うん、平気よ」
里沙が戻って来て、私たちは隣のアイスクリームショップへ行く。
「さっきのお土産屋さんでね、名前のストラップをね…」
私は里沙に藤沢さんとのことを話した。久しぶりの胸のときめきを聞いて欲しくなった。
「5時です」
二人は従業員室へ向かって歩き出す。もう私は関係ないな…。
チラッ
藤沢さんから目を離そうとした瞬間、藤沢さんがこっちを向いて、目が合う。そっと手を挙げて微笑んで、男性の後に続いて従業員室へ消えていった。
キュン
やばい。あんな笑顔を見せるなんて、かっこ良すぎる。私の胸は締め付けられた。きっともう会うことのない人なのに。恋に落ちた感覚がした。
「葵、ごめーん。やっと終わったよ。アイス、食べに行こうか?」
「あ、うん」
「ん?何かあった?」
「う、ううん。何も。それより、拓真は大丈夫なの?」
「うん、平気よ」
里沙が戻って来て、私たちは隣のアイスクリームショップへ行く。
「さっきのお土産屋さんでね、名前のストラップをね…」
私は里沙に藤沢さんとのことを話した。久しぶりの胸のときめきを聞いて欲しくなった。