クローバー的恋事情
藤沢さんと約束した8時よりも15分前に出社したのに、藤沢さんのほうが早く来ていた。先に来て、心構えをしようと思ったのに、何も出来ないし、予想外だから姿を見て、思わず驚きの声が出てしまった。
藤沢さんは、パソコンで表を作成中だった。いつ来たのだろう?脇に置いてあるコーヒーカップの中身は少ししか残ってない。時間が経っていることが分かる。
「藤沢さんはいつ来たのですか?」
「7時くらいに着いたかな。うちの会社は6時半から開くから、もっと早くから来てる人もいるよ」
「そうなんですか?でも…」
隣りの課を見る。
「営業部はまだ俺たちの他に、誰も来てないね。萱森さんが二番乗りだよ」
他の課はまだ電気が点いていないし、人の気配がなかった。だから、営業部は今、2人しかいない。大きな声で話してなくても静かな部屋では2人だけの声が響く。
藤沢さんは、パソコンで表を作成中だった。いつ来たのだろう?脇に置いてあるコーヒーカップの中身は少ししか残ってない。時間が経っていることが分かる。
「藤沢さんはいつ来たのですか?」
「7時くらいに着いたかな。うちの会社は6時半から開くから、もっと早くから来てる人もいるよ」
「そうなんですか?でも…」
隣りの課を見る。
「営業部はまだ俺たちの他に、誰も来てないね。萱森さんが二番乗りだよ」
他の課はまだ電気が点いていないし、人の気配がなかった。だから、営業部は今、2人しかいない。大きな声で話してなくても静かな部屋では2人だけの声が響く。