僕が霊を信じた日
『…ひ…と…ごろ…し』


裏から出たような低い声で、【それ】は呟いたのだった。


すると、とんでもない力で、僕の瞼は自然に閉じた。


数秒後、難無く目を開けることが出来た。

化け物の姿はもうなかった。
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