僕が霊を信じた日
僕は翌日、弟に問いた。

「お前、昨日ベッドにいたよな?」

だが、弟は首を傾げた。

「昨日はずっとリビングで寝てた」

そう……。たまたま、彼はリビングにずっと居た。


じゃあ、昨日、ベッドで一緒に話した奴って誰だよ!?


僕の表情はコワバっていた。

普通の会話を僕は霊としていたのか?


「なぁ、お前学校でイジメられているか?」


だが、弟は首を振った。

「楽しいよ! イジメられるわけないだろ」


彼の表情から嘘は言っていないようだった。



僕は恐怖を改めて思い知った。
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