僕が霊を信じた日
友と霊
初めて友達を連れてきた時の話だ。


家の中は、友と僕だけの二人だけだった。


リビングに招待をし、ソファに座らせた。

僕は冷蔵庫のジュースをコップに注いだ。

と、友を見ると、天井を見つめていた。


「どうした?」

僕が尋ねると、彼はゆっくりと僕に視線を合わせた。

「いや……なんでもない」


彼がそう言うので、僕は無理にそれ以上尋ねなかった。


一時間ぐらいだろうか。

テレビを見て、二人で笑っていると、二階からドン! という物音がした。


僕達は笑いを止めて、天井を見つめた。
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