僕が霊を信じた日
立ち上がると、そこに悪魔の姿はなかった。


一件落着。


安堵の溜め息を吐いた。


「で、出て行ってくれ! 頼むから私に関わらないで!」


霊能力者が声を荒げた。


僕達はその迫力に圧せられた。


母を立たせ、僕達はその場から走り去った。
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