僕が霊を信じた日
解決方法は1つに絞られた。

「少々の貧乏生活でも構わない。あの家から引っ越そう」


父がそう言った。



反対する者は、もちろんいなかった。


「それで全てが終わるのかな?」


弟の不安そうな声。


僕も弟と同じ疑問を抱いていた。
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