僕が霊を信じた日
「なぁ、学校楽しいか?」

僕は弟に問掛けた。

上の段の弟が答える。

「ううん」

「どうして?」

「だってイジメられるだけもん」

「イジメられているのか!?」

「うん……」

そして、しばらくの沈黙。

僕は知らぬ間に、眠りに落ちていた。
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