128√e980-I Love You-


本人は気に入っているらしく
関係ないところでも使ってくる。
表には出さないけど、嬉しい。
彼は私に愛情をたくさんくれた。
そろそろ、時間だ。
私の命。

《先生、私ね、後3ヶ月。》

《ぇ…?何言ってるの?まだ先…》

《時間は待ってくれないんです。
 最近、力がなくなってきてるの。
 雷秋にドキドキし過ぎたせいヵな?
 二十歳までは生きられない。
 そう、はっきり言われたの…。》

《そんなっ…だって…まだ子供で…。》

《私はずっと大人になれないんです。
 なりたくなかったんです。
 でも、雷秋との未来をもう少し
 見たくなったんです。
 それでも、時間は迫ってくるんです。》

《雷秋くんは…?どうするの?》

《…別れます。
 目には目を、歯には歯を。
 愛には愛をです。
 愛をくれた雷秋にはそれなりの
 復讐をしないといけなくなりました。
 お世話になりました、先生。》

《何言ってるの!》

《私と先生が会うのはこれで最後です。
 愛をありがうございます。》

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