128√e980-I Love You-
裏切り。


「どういうこと?」

私が雷秋といるのが
気に入らないらしい女子軍団ヵら
集中攻撃を浴びられている。

「何様のつもり?」
「ちょっと、顔いいからってさ。」
「ガチで相手してもらってるつりじゃ
 ないよね?」
「友達の好きな人くらい気づけよ!」
「クラスにもまともに来ないくせに!」

いろんな罵声がとんでくる。
何よりもムカついたのは
友達になろうと言い寄ってきた
『泉菜/ナミナ』がいた。
元から深入りはしなかった。
でも、結局は期待してた。

「友達だと思ってたのにっ…最低!」

泉菜は泣き崩れた。
あぁ、女って疲れる。
なんで、男に生まれなかったのよ。

「ぉぃ、なんとか言えよ!」

ガンッ!!

1人が痺れをきらしたのか
近くにあった机を私に向かって蹴った。
もちろん、当たった。

「いった…」

ボロボロで木が裂けてる部分が
腕をかすり、綺麗な赤色の線が浮き出た。

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