ジャスミン
〜茉莉〜
寝室を出て、深呼吸を一つする。
(もう!心臓に悪すぎっ。)
颯太郎との掛け合いにドキドキしつつも、心が温まるのを感じた。
(こんな風に毎日一緒にいられたらいいな。)
茉莉のそんな気持ちを察したかのような颯太郎のここに帰ってこい発言に思わず同意してしまった。
キッチンに行くと鍋の中にある卵のお粥を器に入れてるなど手早く準備する。
『…食べられるよね?』
料理をすることが、ほとんど皆無の茉莉には失敗しようがない、このお粥すら心配になってしまう。一抹の不安をかかえつつ、そのお粥の匂いをかぐ。
『…うん。大丈夫でしょ!』
何の根拠かよく分からないが、自信を取り戻すとお盆を持って寝室に戻った。
颯太郎がお粥をじっと見つめる。
『…。』
まるで合否発表を受けるかのような緊張感が走る。
ゴクッ。
颯太郎のレンゲを口に運ぶ姿をじっと見ながら息をすることすら忘れていた。
『…うまいじゃん。』
『はぁーー、良かったぁ!』
一気に身体中の力が抜けていく。そんな茉莉を見て苦笑いしながらも、食べ進める颯太郎に心底安心した。
寝室を出て、深呼吸を一つする。
(もう!心臓に悪すぎっ。)
颯太郎との掛け合いにドキドキしつつも、心が温まるのを感じた。
(こんな風に毎日一緒にいられたらいいな。)
茉莉のそんな気持ちを察したかのような颯太郎のここに帰ってこい発言に思わず同意してしまった。
キッチンに行くと鍋の中にある卵のお粥を器に入れてるなど手早く準備する。
『…食べられるよね?』
料理をすることが、ほとんど皆無の茉莉には失敗しようがない、このお粥すら心配になってしまう。一抹の不安をかかえつつ、そのお粥の匂いをかぐ。
『…うん。大丈夫でしょ!』
何の根拠かよく分からないが、自信を取り戻すとお盆を持って寝室に戻った。
颯太郎がお粥をじっと見つめる。
『…。』
まるで合否発表を受けるかのような緊張感が走る。
ゴクッ。
颯太郎のレンゲを口に運ぶ姿をじっと見ながら息をすることすら忘れていた。
『…うまいじゃん。』
『はぁーー、良かったぁ!』
一気に身体中の力が抜けていく。そんな茉莉を見て苦笑いしながらも、食べ進める颯太郎に心底安心した。