ジャスミン
空っぽになった器に満足感を感じながら不意に壁の時計に目をやると、そろそろ準備をしなければいけないことに気づく。
一度、自宅に戻り服を替えたいと思うとそこそこギリギリの時間。
『そろそろ私、準備しないと…。颯太郎さんは大人しく寝ていてくださいね!』
『…そうか。鞄ないと困るよな、確かあいつの番号役職名簿に…。』
そんなことを言いながら、せっかく掛けた布団から出ていく颯太郎。
(この人、一日寝ていられるのかな…?っていうか鞄のこと、すっかり忘れてた!)
自分の能天気さに呆れつつ、今日も早めに帰ってこようと強く思う茉莉だった。
『…そうか、悪いな。あぁ、頼む。』
リビングに行くと、颯太郎は自宅の電話で誰かと話していた。邪魔にならないように、服を着ようと洗面所に向かう。
『っ!?…うそぉ!』
服はいつのまにかハンガーに掛けられぶら下がっている。それは良くはないが…いいとして、下着が綺麗に畳まれて置いてあった。
『これは…誰が?』
判りきっている疑問を投げ掛けたくなるくらい恥ずかしい!
(もっと可愛いのにしておけば良かった!)
最早、意味不明な後悔をしながら服を身につけていった。
一度、自宅に戻り服を替えたいと思うとそこそこギリギリの時間。
『そろそろ私、準備しないと…。颯太郎さんは大人しく寝ていてくださいね!』
『…そうか。鞄ないと困るよな、確かあいつの番号役職名簿に…。』
そんなことを言いながら、せっかく掛けた布団から出ていく颯太郎。
(この人、一日寝ていられるのかな…?っていうか鞄のこと、すっかり忘れてた!)
自分の能天気さに呆れつつ、今日も早めに帰ってこようと強く思う茉莉だった。
『…そうか、悪いな。あぁ、頼む。』
リビングに行くと、颯太郎は自宅の電話で誰かと話していた。邪魔にならないように、服を着ようと洗面所に向かう。
『っ!?…うそぉ!』
服はいつのまにかハンガーに掛けられぶら下がっている。それは良くはないが…いいとして、下着が綺麗に畳まれて置いてあった。
『これは…誰が?』
判りきっている疑問を投げ掛けたくなるくらい恥ずかしい!
(もっと可愛いのにしておけば良かった!)
最早、意味不明な後悔をしながら服を身につけていった。