ジャスミン
『いいんじゃない?』
『そうだな。』
次々にあがる発言に心底ほっとした。
『よし!じゃあ、ラストは倉田のこのドレスに決めよう。』
『ありがとうございます。』
『それじゃあ、次は~』
打ち合わせが終わり、自分もファイルを抱え、席を立つ。
『倉田ちょっといいか?』
『あ…はい。』
他のメンバーは次の仕事の為か足早に部屋を退室し、あっという間に二人きりになる。
『この間は悪かった。』
『大事な話があるから今夜あけておいてほしい。』
部長と二人きりで会うつもりはもうなかった。
真摯に向き合ってくれた香苗さんを裏切るようなことはしたくないし、何より颯太郎や美香にこれ以上心配をかけたくない。
『すいません。二人ではもう会いません。』
一礼をして、素早く部屋から出た。後ろから「俺は諦めないからな。」と再び聞こえた。
『そうだな。』
次々にあがる発言に心底ほっとした。
『よし!じゃあ、ラストは倉田のこのドレスに決めよう。』
『ありがとうございます。』
『それじゃあ、次は~』
打ち合わせが終わり、自分もファイルを抱え、席を立つ。
『倉田ちょっといいか?』
『あ…はい。』
他のメンバーは次の仕事の為か足早に部屋を退室し、あっという間に二人きりになる。
『この間は悪かった。』
『大事な話があるから今夜あけておいてほしい。』
部長と二人きりで会うつもりはもうなかった。
真摯に向き合ってくれた香苗さんを裏切るようなことはしたくないし、何より颯太郎や美香にこれ以上心配をかけたくない。
『すいません。二人ではもう会いません。』
一礼をして、素早く部屋から出た。後ろから「俺は諦めないからな。」と再び聞こえた。