ジャスミン
どんどん颯太郎のペースに流れていくことは不思議と嫌ではないが、このままというのも何か気に入らない。
茉莉は自分も負けじとシートベルトを締めた後、颯太郎の方を向く。
『どこに連れてってくれるの…颯ちゃん?』
『はっ!?まじで勘弁してくれ、その呼び方…。』
『えぇ~これからは颯ちゃんって呼ぼうと思ったのに!』
『~っ!?あの二人に会わせるんじゃなかった…。』
ガクッと項垂れる姿を満足気に見ながら、二人の時間を楽しんだ。
車は二人を乗せて、どんどん走っていくー。
車内では、颯太郎も茉莉も普段の口数と比べようのない程に自然に話題が絶えない。お互いに知り合った期間の短さを埋めるように趣味やら普段の生活ぶり、友人のことなどを話す。
窓の外はいつの間にか見慣れた景色から一変して赤や黄色の葉をつけた山の木々たちが太陽の光に反射していた。
茉莉は自分も負けじとシートベルトを締めた後、颯太郎の方を向く。
『どこに連れてってくれるの…颯ちゃん?』
『はっ!?まじで勘弁してくれ、その呼び方…。』
『えぇ~これからは颯ちゃんって呼ぼうと思ったのに!』
『~っ!?あの二人に会わせるんじゃなかった…。』
ガクッと項垂れる姿を満足気に見ながら、二人の時間を楽しんだ。
車は二人を乗せて、どんどん走っていくー。
車内では、颯太郎も茉莉も普段の口数と比べようのない程に自然に話題が絶えない。お互いに知り合った期間の短さを埋めるように趣味やら普段の生活ぶり、友人のことなどを話す。
窓の外はいつの間にか見慣れた景色から一変して赤や黄色の葉をつけた山の木々たちが太陽の光に反射していた。