ジャスミン
『く、倉田 と申します。よろしくお願いします!』
それでもぎこちなくなってしまう茉莉に二人はしてやったりの表情。
(この前まで険悪だったはずなのに、なんでこう息ぴったりなのよっ!)
声に出せるはずもなく、心の中で叫ぶ。
いつの間にかそれぞれの挨拶も終わり、席に着く。茉莉も同様に用意された席に座るが、抗議したい気持ちいっぱいで、颯太郎と部長を睨む。
(部長の言ってたのは、こういう事だったんだ!それにしたって知ってたなら二人とも教えてくれたっていいのにー‼︎)
そんな茉莉の無言の訴えにも動じることもなく、軽い昼食を交えながら淡々と打ち合わせは続いていく。
茉莉も気持ちを切り替えて仕事モードになる。
向かいに座る本社側を見ると、真剣な表情で話を聞く颯太郎の姿に魅入ってしまう。
どちらかというと、初めて会った時の彼の雰囲気に似てはいるが、嫌悪感を抱くものではなく、この仕事に真剣に取り組んでいることが窺える。
かなり驚きはしたものの、これから一緒に一つの事に向かっていけることに否応なしに胸が高鳴っていく。
それでもぎこちなくなってしまう茉莉に二人はしてやったりの表情。
(この前まで険悪だったはずなのに、なんでこう息ぴったりなのよっ!)
声に出せるはずもなく、心の中で叫ぶ。
いつの間にかそれぞれの挨拶も終わり、席に着く。茉莉も同様に用意された席に座るが、抗議したい気持ちいっぱいで、颯太郎と部長を睨む。
(部長の言ってたのは、こういう事だったんだ!それにしたって知ってたなら二人とも教えてくれたっていいのにー‼︎)
そんな茉莉の無言の訴えにも動じることもなく、軽い昼食を交えながら淡々と打ち合わせは続いていく。
茉莉も気持ちを切り替えて仕事モードになる。
向かいに座る本社側を見ると、真剣な表情で話を聞く颯太郎の姿に魅入ってしまう。
どちらかというと、初めて会った時の彼の雰囲気に似てはいるが、嫌悪感を抱くものではなく、この仕事に真剣に取り組んでいることが窺える。
かなり驚きはしたものの、これから一緒に一つの事に向かっていけることに否応なしに胸が高鳴っていく。