ジャスミン
〜佐伯と西川〜
『これは予想以上に深刻だな。』
部屋の入口から茉莉の様子を見ながら佐伯が呟く。
『どうかしましたか?部長。』
爽やかな笑顔を振り撒く人物にあからさまに嫌な顔をしながらも西川に向けて人差し指をクイックイと曲げてから使われていない会議室の方へ歩き出す。
『ちょっと、おまえ来い。』
会議室に入ると会議用の机に軽く腰掛けて西川と向き合う。
『…何の用でしたか?』
西川の警戒心丸出しの声色に、佐伯の第六感が働く。
『おまえ、倉田に何かした?』
西川は一瞬引きつった顔を見せるも、ニコッと笑顔をつくる。
『何の事ですか?茉莉さん、今日はいつになく頑張ってますよね!僕も見習わないと。』
『……。』
『えっと…じゃあ、僕も仕事戻りますね。』
佐伯の無言に居心地が悪くなった西川は足早にその場から去ろうとする。
『おいっ、まだ話は終わってない。』
ドスの効いた佐伯の声に西川はビクッとするものの、若干面倒くさそうに振り返る。
『これは予想以上に深刻だな。』
部屋の入口から茉莉の様子を見ながら佐伯が呟く。
『どうかしましたか?部長。』
爽やかな笑顔を振り撒く人物にあからさまに嫌な顔をしながらも西川に向けて人差し指をクイックイと曲げてから使われていない会議室の方へ歩き出す。
『ちょっと、おまえ来い。』
会議室に入ると会議用の机に軽く腰掛けて西川と向き合う。
『…何の用でしたか?』
西川の警戒心丸出しの声色に、佐伯の第六感が働く。
『おまえ、倉田に何かした?』
西川は一瞬引きつった顔を見せるも、ニコッと笑顔をつくる。
『何の事ですか?茉莉さん、今日はいつになく頑張ってますよね!僕も見習わないと。』
『……。』
『えっと…じゃあ、僕も仕事戻りますね。』
佐伯の無言に居心地が悪くなった西川は足早にその場から去ろうとする。
『おいっ、まだ話は終わってない。』
ドスの効いた佐伯の声に西川はビクッとするものの、若干面倒くさそうに振り返る。