ジャスミン
『ありがとうございました!お気をつけて~。』
タクシーの運転手から激励(?)の言葉を貰い、茉莉の腕を引っ張ろうとするが、相手はもう完全に意識がない…。
仕方なく茉莉の脇と膝の下に腕を通し、所謂「お姫さま抱っこ」で車を降りた。
見上げると、そこは颯太郎の住む35階建ての高層マンション。セキュリティを解除して進む。
起きていたときは、「できる女」を思わせるクールな雰囲気を漂わせていたが、今の茉莉はあどけない表情で可愛いとすら感じてしまう。
落とさないように、よいしょっと抱え直すと茉莉は『んん~っ。』と身体を動かし、まるで子どものように颯太郎の身体にしがみついて、またスヤスヤ寝息をたてて寝ている。
『ふっ、変なやつ…。』
颯太郎は笑みを浮かべ、自分の住む部屋へと繋がるエレベーターに乗り込むのだったー。
タクシーの運転手から激励(?)の言葉を貰い、茉莉の腕を引っ張ろうとするが、相手はもう完全に意識がない…。
仕方なく茉莉の脇と膝の下に腕を通し、所謂「お姫さま抱っこ」で車を降りた。
見上げると、そこは颯太郎の住む35階建ての高層マンション。セキュリティを解除して進む。
起きていたときは、「できる女」を思わせるクールな雰囲気を漂わせていたが、今の茉莉はあどけない表情で可愛いとすら感じてしまう。
落とさないように、よいしょっと抱え直すと茉莉は『んん~っ。』と身体を動かし、まるで子どものように颯太郎の身体にしがみついて、またスヤスヤ寝息をたてて寝ている。
『ふっ、変なやつ…。』
颯太郎は笑みを浮かべ、自分の住む部屋へと繋がるエレベーターに乗り込むのだったー。