ジャスミン
『では、始めようか。まずはそちらの衣装が全て決定したということなんだが?』
『あっはい。今回はサマーファッションということで…。』
颯太郎の問いかけに反応すると、茉莉は何冊かのファイルを取り出し、説明を始める。元々が仕事人間の二人…一度話し始めると今までの雑念は何処かへと吹っ飛んでいき、完全なる二人の世界に入り込んでいた。
そんな二人の様子を髪の毛の枝毛を確認しながら、つまらなさそうに見つめる汐里と机の上に置かれた拳をギュッと握ってほんの少し俯きがちになる西川。
『あのー。』
汐里の声に茉莉たちは我に返り、視線を彼女に向ける。
『聞きたいことがあるんですけど〜?倉田さんって金子課長とお付き合いされてるんですよね?』
突然過ぎる汐里の質問に驚き過ぎて何も言えない。周りにいた他の人たちもザワザワと動揺している。
『は?おまえ何言ってんの⁉︎今は打ち合わせ中だぞ?』
『だって、これから一緒にお仕事させてもらうのに何か陰でコソコソとか汐里好きじゃないんです!』
汐里はどちらかと言うと周りに聞かせるように訴えた。
『あっはい。今回はサマーファッションということで…。』
颯太郎の問いかけに反応すると、茉莉は何冊かのファイルを取り出し、説明を始める。元々が仕事人間の二人…一度話し始めると今までの雑念は何処かへと吹っ飛んでいき、完全なる二人の世界に入り込んでいた。
そんな二人の様子を髪の毛の枝毛を確認しながら、つまらなさそうに見つめる汐里と机の上に置かれた拳をギュッと握ってほんの少し俯きがちになる西川。
『あのー。』
汐里の声に茉莉たちは我に返り、視線を彼女に向ける。
『聞きたいことがあるんですけど〜?倉田さんって金子課長とお付き合いされてるんですよね?』
突然過ぎる汐里の質問に驚き過ぎて何も言えない。周りにいた他の人たちもザワザワと動揺している。
『は?おまえ何言ってんの⁉︎今は打ち合わせ中だぞ?』
『だって、これから一緒にお仕事させてもらうのに何か陰でコソコソとか汐里好きじゃないんです!』
汐里はどちらかと言うと周りに聞かせるように訴えた。