ジャスミン
『おっ!見事に化けたな?』
背後から佐伯がいつも通り声を掛けてくる。
『部長〜!何て提案してくれたんですかぁ。緊張し過ぎて…失敗したらどうしよう⁉︎』
『大丈夫だ。お前には心強い味方がたくさんいるだろ?』
佐伯はそう言うと穏やかに微笑んだ。
『心強い味方…。』
佐伯に言われて頭の中に次々と顔が浮かんでくる。すると身体にパワーが送り込まれるような温かい気持ちになり、不思議なくらい茉莉の表情は落ち着きを取り戻していく。
佐伯は茉莉の表情を見ると一度頷いて背中をポンッと押す。
『よしっ!行ってこい。…幸せになれ。』
『はいっ。』
茉莉は一歩ずつ光の集まる方へと歩き出したーー。
暗転した会場に先程までとは打って変わり静かなバラードが流れ出す。
バッとスポットライトが茉莉に集まると歓声が湧き上がった。
茉莉は一つ深呼吸をするとステージの先端に向けて一歩ずつ歩き出す。
ライトで衣裳は光輝き、後に続くロングトレーンが観るものを魅了していく。
背後から佐伯がいつも通り声を掛けてくる。
『部長〜!何て提案してくれたんですかぁ。緊張し過ぎて…失敗したらどうしよう⁉︎』
『大丈夫だ。お前には心強い味方がたくさんいるだろ?』
佐伯はそう言うと穏やかに微笑んだ。
『心強い味方…。』
佐伯に言われて頭の中に次々と顔が浮かんでくる。すると身体にパワーが送り込まれるような温かい気持ちになり、不思議なくらい茉莉の表情は落ち着きを取り戻していく。
佐伯は茉莉の表情を見ると一度頷いて背中をポンッと押す。
『よしっ!行ってこい。…幸せになれ。』
『はいっ。』
茉莉は一歩ずつ光の集まる方へと歩き出したーー。
暗転した会場に先程までとは打って変わり静かなバラードが流れ出す。
バッとスポットライトが茉莉に集まると歓声が湧き上がった。
茉莉は一つ深呼吸をするとステージの先端に向けて一歩ずつ歩き出す。
ライトで衣裳は光輝き、後に続くロングトレーンが観るものを魅了していく。