ジャスミン
キャミソールの裾から手を入れて、素肌に触れる。

手に吸い付くような肌触りに、腰からウエスト部分など、ゆっくりと目的の膨らみに向けて触れていく。

首の辺りを少し強めに吸うと、茉莉の様子を伺う。


『っ!?嘘だろっ。』

茉莉はまた気持ち良さそうに夢の中にいるようだ…

(このまま続けたら、襲ってるようなもんだよな…)

粉々に崩れた理性の欠片を何とか貼り合わせて、茉莉の身体から名残惜しさを残しつつ、離れるのだったー。


『…今日はこいつにやられっぱなしだな。』

大変な目には遭っているが、そんなに嫌だとは思わない自分に、「どうしたんだ、俺。」と問いかける。

あどけない寝顔を見ると、さっきまでの顔とのギャップを感じながらも「こいつ、どんだけ顔もってんだ?」と誰にも見せたことのないような優しい眼差しで茉莉を見つめ、自分も夢の中に入っていくのだったー。
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