ジャスミン
茉莉は浩一に『いつもの日替りランチでアイス…ううん、あったかいカフェオレにしてください。』と声を掛け、美香の待つ席へと向かう。
『ごめんっ。ちょっと待たせちゃった?』
『ううん。大丈夫、それより座って!』
美香の言葉に促されて席に着くと、浩一が冷水とおしぼりを持ってきてくれた。
茉莉は喉を潤し、一息つく。
『~でどうだったのぉ?』
美香の期待の眼差しに怯みそうになる。
『…どうって。何が?』
『またまた~今日は何で首にスカーフなんて巻いちゃってるのよ。』
『っ!?』
美香の想像通り、まだうっすらと残る痕跡を隠すため試行錯誤した結果が、スカーフを巻くというお決まりの隠し方になってしまったのだ。
『ふーん、やっぱりねっ!さぁ、洗いざらいどうぞっ!!』
美香のことだ。こんな言い方をしているが、茉莉のことを気にしているのだろう。
決して楽しんでいる訳ではないはず…?
茉莉は金曜日の夜の颯太郎のこと、自分の気持ちの変化を全て話すことにした。
『ごめんっ。ちょっと待たせちゃった?』
『ううん。大丈夫、それより座って!』
美香の言葉に促されて席に着くと、浩一が冷水とおしぼりを持ってきてくれた。
茉莉は喉を潤し、一息つく。
『~でどうだったのぉ?』
美香の期待の眼差しに怯みそうになる。
『…どうって。何が?』
『またまた~今日は何で首にスカーフなんて巻いちゃってるのよ。』
『っ!?』
美香の想像通り、まだうっすらと残る痕跡を隠すため試行錯誤した結果が、スカーフを巻くというお決まりの隠し方になってしまったのだ。
『ふーん、やっぱりねっ!さぁ、洗いざらいどうぞっ!!』
美香のことだ。こんな言い方をしているが、茉莉のことを気にしているのだろう。
決して楽しんでいる訳ではないはず…?
茉莉は金曜日の夜の颯太郎のこと、自分の気持ちの変化を全て話すことにした。