ジャスミン
『そんな俺を振り回す奴がいるんだよ。』

俺は茉莉の頭を優しく撫でながら、その頭に顎を載せて囁く。

『まだ会って二回目なのに、そいつは、俺の内に意図も簡単に入り込んできて俺を乱して止まないんだ。』

『責任とってくれるよな?』

茉莉はガバッと俺から離れる。

『えっ、それって…⁉︎』

茉莉は心底びっくりしたような顔をしている。

思わず『ふっ。』と笑みがこぼれれる。


『おまえどんだけ、鈍いんだよ。…茉莉好きだよ。』

俺はそう呟くと意識が遠のいていったー。


朦朧とする意識の中で『え?ちょっと…やだ、おでこ熱いっ!』なんて声が聞こえた気がしたーーー。
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