ジャスミン
(もっと、あなたを知りたい…。)

愚かな自分を叱るのではなく、受け止めてくれた。

茉莉は理屈ではなく自分も素直になろうと決めた。


『あなたが…好きです。』

寝ている颯太郎が僅かに微笑んだようにみえた。

その顔を見て安心した茉莉は次第に瞼の重みに耐えきれなくなり、そのまま颯太郎のベッドの端に寄りかかるように眠りについていったーー。
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