最後の星空

あなたの距離

「佐藤!俺の授業に遅刻かあっ!」

ひゃぁ-!

叫んだのは、担任だった。

ょりによって、1限担任だぁ・・。

クラスに笑い声が響きわたる。

最悪-っ!!!

「次から、がんばりますっ!」

「がんばるって・・。まあいい。早く座れっ!」

よかったぁ・・。

廊下に立たされるとか、あるかと思ったじゃぁん・・・。

せ-ふ!・・

そう一人で思って、席で座ってたら、

「遅刻とかだっせ-!」

隣から聞こえたのは、星くんの声だ・・。

「ださくなぃもんっ!!星くんのんが、すんごい遅刻してるじゃん!!」

私も負けじと言い返す。

「俺とオマエじゃ遅刻の度合いが違うっつの!」
星くんは、そう言って、デコピンした。

デコピン-!!!!!???

「いったぁ!!」

星くんの笑う顔に惚れたのかなあ・・。

太陽みたいだね・・。

ずっと笑っててほしいなあ・・。

「美香あっ!帰ろッ」
もう、帰りのSHRが終わり、
帰る用意をしてる途中だった。

「優だぁ★」

私は走って近寄った。

優と帰るの久しぶりだなぁっ!

「そんな慌ててこなくてもっ!」

「だってぇぇ!」

「ほんとカわィィわ。あんたわ」
優は私の髪を撫でた。

「優のんが、きれいで、かわいいもんっ!!」

優は、私の中で一番の存在だもん。

「早く帰ろうょっ!」
私は優の手をひっぱって、校門へ向かった。

そして、いつもの帰り道を2人で笑いながら

歩いた。

なんか、こういう時間って私好きだぁ・・。

優・・いっぱい迷惑かけちゃってごめんね・・。

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