Grimm

新しい命

私は東京の山奥にある小屋を住処にしていた。江戸時代からあったみたいで、ものは古いけど生きるには苦労することない場所だ。たまにゼナが来て私の様子を見にくる。

色々と不便だけどちょっと前の私と比べたら今の生活は天国みたい。愛する人がいると人生薔薇色になるっていうのは本当みたい。

自分の夜ご飯の支度をしていると急に吐き気がしてきた。

「変な山菜でも食べたかな…」
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