Grimm
歯車
あの日私は普通に家に帰って畳の部屋でのんびりしていた。母は料理の支度をしていてあいつもいたがテレビをみていたので静かだった。すると突然嫌な気配がしたので小動物のように咄嗟に押し入れの中に隠れた。うちの押し入れには母もあいつも知らないカラクリ的なものがあって片方の戸は開かないようになっている。段ボールが下の段に詰められているのでうまく隙間を探せばここに隠れられる。あいつが発狂を起こすといつもここに隠れていた。
それにしてもこの気配は何だろう...私の第六感的なものは危ない状況にも利くから時々このような事はあるがそういう時はほとんどあいつが発狂しているときだ。なのにどうして...
嫌な気配はどんどん近づいてくる。
それにしてもこの気配は何だろう...私の第六感的なものは危ない状況にも利くから時々このような事はあるがそういう時はほとんどあいつが発狂しているときだ。なのにどうして...
嫌な気配はどんどん近づいてくる。