さあ、好きになりましょうか。
散々泣きじゃくって、涙が収まったら即座にひたすら鼻をかんだら関谷に笑われた。
「…………何笑ってんのよ」
眼鏡を外されて焦点が合わずにぼやけた目で睨んでも、関谷はずっとにこにこしていた。
何回かんだかわからないけど、ようやく鼻水が収まって鼻の下をこすった。鼻のかみすぎでひりひりする。
「愛子さん、もう大丈夫ですか?」
「…………ん」
やばい。関谷がいるのに思いっきり泣いてしまった。しかも勢いで告白してしまった。自覚したら恥ずかしくなって頬が熱くなる。
関谷と向かい合っているから顔が見れない。まあ、眼鏡を外されているからそもそもまともに見えないけど。
「愛子さん」
関谷に呼ばれたと思ったら手を握られた。
関谷が顔を近づけてあたしの目をじっと見つめている。そして、ゆっくりと二人の唇が重なった。
「大好きです」
唇を離して関谷がへへっと笑った。
「ん…………」
あたしはこくりと頷いた。
「愛子さん、顔真っ赤」
「うるさい」
顔を近づけたまま笑う関谷と、顔が近いことを気にして関谷を直視できないあたしは、本当に正反対だ。
それでも、お互いを思う気持ちは同じだ。
「…………何笑ってんのよ」
眼鏡を外されて焦点が合わずにぼやけた目で睨んでも、関谷はずっとにこにこしていた。
何回かんだかわからないけど、ようやく鼻水が収まって鼻の下をこすった。鼻のかみすぎでひりひりする。
「愛子さん、もう大丈夫ですか?」
「…………ん」
やばい。関谷がいるのに思いっきり泣いてしまった。しかも勢いで告白してしまった。自覚したら恥ずかしくなって頬が熱くなる。
関谷と向かい合っているから顔が見れない。まあ、眼鏡を外されているからそもそもまともに見えないけど。
「愛子さん」
関谷に呼ばれたと思ったら手を握られた。
関谷が顔を近づけてあたしの目をじっと見つめている。そして、ゆっくりと二人の唇が重なった。
「大好きです」
唇を離して関谷がへへっと笑った。
「ん…………」
あたしはこくりと頷いた。
「愛子さん、顔真っ赤」
「うるさい」
顔を近づけたまま笑う関谷と、顔が近いことを気にして関谷を直視できないあたしは、本当に正反対だ。
それでも、お互いを思う気持ちは同じだ。