さあ、好きになりましょうか。
「まあ、うちの県の男子ってけっこう激戦区でさ、泉北の他に、強豪があと二つあるのよ。去年の夏は泉北が全国行ってベスト8までいったんだけど、他の二つも全国いったらそれくらいまで狙えるんじゃないかな。とりあえず、その強豪三校がいつも三つ巴してる感じかな」
「へえ。すごいね」
「まあ、個人的に今年も母校に行ってもらいたいけどね」
「母校?」
「私、泉北の今の三年の二個上の先輩よ」
「はあっ!?」
思わず大声を上げてしまった。そんなこと初耳だ。
「え、え? 七海、じゃああの子達は七海の後輩なの?」
「そうよ。三年はだいたい知ってるかな」
「初耳なんですけど」
「言う必要ないと思ってたから」
スコアは10-6になっていた。相手の選手がジャンプサーブを打って、レフトの選手が受け切れずサービスエースになった。
「うわ、すごい。相手のサーブ」
あたしは思わず呟いていた。ジャンプサーブができる選手は数少ないから、チームの戦力になることが多い。
「あの選手、なんか強い感じするわよね。サーブもだし、スパイクも相手の中で飛び抜けてうまい」
「サービスエース取られると辛いよね」
相手のサーブが続く。今度はライトの選手目掛けてボールが飛ぶ。それも受け切れずにボールはコートの外へ大きく飛んでいってしまった。
「へえ。すごいね」
「まあ、個人的に今年も母校に行ってもらいたいけどね」
「母校?」
「私、泉北の今の三年の二個上の先輩よ」
「はあっ!?」
思わず大声を上げてしまった。そんなこと初耳だ。
「え、え? 七海、じゃああの子達は七海の後輩なの?」
「そうよ。三年はだいたい知ってるかな」
「初耳なんですけど」
「言う必要ないと思ってたから」
スコアは10-6になっていた。相手の選手がジャンプサーブを打って、レフトの選手が受け切れずサービスエースになった。
「うわ、すごい。相手のサーブ」
あたしは思わず呟いていた。ジャンプサーブができる選手は数少ないから、チームの戦力になることが多い。
「あの選手、なんか強い感じするわよね。サーブもだし、スパイクも相手の中で飛び抜けてうまい」
「サービスエース取られると辛いよね」
相手のサーブが続く。今度はライトの選手目掛けてボールが飛ぶ。それも受け切れずにボールはコートの外へ大きく飛んでいってしまった。