さあ、好きになりましょうか。
「愛子、ごめんて。別に試したとかそんなんじゃなくて」
部活が終わって七海に問い詰めたら、笑いながら謝ってきたからあたしはいらっとして七海の前を歩いた。
「じゃあ何さ」
「予想はしてたけど、愛子って単純よねえ。すぐに怒るから」
「別に怒ってないよ。ただ、嘘つく必要はないじゃん」
「嘘じゃないけど」
「何い!?」
七海の言葉にあたしはまた大声を出してしまった。
「七海、まじでやったの?」
「愛子、しー!」
七海が慌てて口元に人差し指を近づけた。
「さっきは部活中に言ってきたくせに」
「ごめんて。でももう部活じゃないから、ちょっとボリューム下げて」
「はいはい。で、まじでやったんだ。いつ?」
「……昨日」
「超最近じゃん。おめでとう」
「ありがとう」
七海には三年越しの彼氏がいる。今までキス止まりだったからいつになったら最後までやるんだろうと七海なりにやきもきしていたのは知っていた。
部活が終わって七海に問い詰めたら、笑いながら謝ってきたからあたしはいらっとして七海の前を歩いた。
「じゃあ何さ」
「予想はしてたけど、愛子って単純よねえ。すぐに怒るから」
「別に怒ってないよ。ただ、嘘つく必要はないじゃん」
「嘘じゃないけど」
「何い!?」
七海の言葉にあたしはまた大声を出してしまった。
「七海、まじでやったの?」
「愛子、しー!」
七海が慌てて口元に人差し指を近づけた。
「さっきは部活中に言ってきたくせに」
「ごめんて。でももう部活じゃないから、ちょっとボリューム下げて」
「はいはい。で、まじでやったんだ。いつ?」
「……昨日」
「超最近じゃん。おめでとう」
「ありがとう」
七海には三年越しの彼氏がいる。今までキス止まりだったからいつになったら最後までやるんだろうと七海なりにやきもきしていたのは知っていた。