さあ、好きになりましょうか。
6.会いに来て
付き合ってくれと言われたわけじゃない。俺の気持ちに応えろと言われたわけでもない。
それでも、あたしは、
「愛子さーんっ!!」
飛び掛かろうとした関谷を避けて、関谷はその勢いで床に叩きつけられた。
……なんで好きになっちゃったんだろう。
「調子に乗んな」
「上げてから落とすのやめてもらえますか、愛子さん……」
「何、上げてから落とすって」
七海が関谷に近付いていった。
「あ、ちょっと、七海……」
「へへっ、七海さん聞いてください。俺、愛子さんとデートしましたー!!」
「してねーよっ!!」
関谷の言葉を打ち消すように頭を叩いてやった。
「……ひどいっす、愛子さん」
「お前が余計なこと言うからだろーが」
「事実なんだからいいじゃないすかあー」
「人のカップル尾行して定食屋でご飯行って、誰がデートだって思うわけ」
「いいじゃないすか、ポジティブに考えれば!」
「おめーはポジティブ過ぎんだよ!」
誰かこいつの頭をどうにかしてくれ。
それでも、あたしは、
「愛子さーんっ!!」
飛び掛かろうとした関谷を避けて、関谷はその勢いで床に叩きつけられた。
……なんで好きになっちゃったんだろう。
「調子に乗んな」
「上げてから落とすのやめてもらえますか、愛子さん……」
「何、上げてから落とすって」
七海が関谷に近付いていった。
「あ、ちょっと、七海……」
「へへっ、七海さん聞いてください。俺、愛子さんとデートしましたー!!」
「してねーよっ!!」
関谷の言葉を打ち消すように頭を叩いてやった。
「……ひどいっす、愛子さん」
「お前が余計なこと言うからだろーが」
「事実なんだからいいじゃないすかあー」
「人のカップル尾行して定食屋でご飯行って、誰がデートだって思うわけ」
「いいじゃないすか、ポジティブに考えれば!」
「おめーはポジティブ過ぎんだよ!」
誰かこいつの頭をどうにかしてくれ。