さあ、好きになりましょうか。
「七海さん」
「え?」
「……人って、酒飲むとこうなるんですね」
「愛子はけっこう酒弱いのよ。体質的にそうみたい。今まで部活の打ち上げとかで何回か飲んでるけど、愛子はいつも潰れてるの」
「…………へえ」
「私みたいに強い人はいくら飲んでも平気なんだけどね。ごめんね、大学生の醜態晒しちゃって。しかも介抱してもらっちゃって」
「いえ。全然大丈夫です」
「関谷くんは今までどこ行ってたの?」
「さっきの先輩達とご飯行ってきました。奢ってもらっちゃいましたー」
「そっか。人気者だねー」
「へへっ。なんか照れますね」
「まあ、それをよく思ってない人も約一名いるけどね」
「え?」
あたしは関谷に体重を預けて目をつぶりながらヨロヨロとなんとか歩いていた。あたし達の前を歩いていた七海が「あ、いけない」と立ち止まった。
「え?」
「……人って、酒飲むとこうなるんですね」
「愛子はけっこう酒弱いのよ。体質的にそうみたい。今まで部活の打ち上げとかで何回か飲んでるけど、愛子はいつも潰れてるの」
「…………へえ」
「私みたいに強い人はいくら飲んでも平気なんだけどね。ごめんね、大学生の醜態晒しちゃって。しかも介抱してもらっちゃって」
「いえ。全然大丈夫です」
「関谷くんは今までどこ行ってたの?」
「さっきの先輩達とご飯行ってきました。奢ってもらっちゃいましたー」
「そっか。人気者だねー」
「へへっ。なんか照れますね」
「まあ、それをよく思ってない人も約一名いるけどね」
「え?」
あたしは関谷に体重を預けて目をつぶりながらヨロヨロとなんとか歩いていた。あたし達の前を歩いていた七海が「あ、いけない」と立ち止まった。