お見合いの達人
「あ、そうだ今日モールで主催したお見合いパーーティがあるって聞いてます?
受付の友達からサクラになってってて頼まれたんですけど、
今日はパートの武さんと代わってあげてたんで、
無理なんですよね。
それに、サクラとはいえ、会費払わなくちゃだし、
はっきり言って興味ないっていうか?
店長今日早番だし、参加お願いできませんか?」
「あ、どうかなあ、暇じゃないし私もそう言うの興味ないっていうか?」
「ああ、そうですよね!この間、恋人迎えに来てましたもんね?
それに領収書の人もいたし……
判りました、じゃあ他の人に……」
「み、ミーコちゃん!」
「はい?」
「参加する!させてそれ!興味あるから!」
「……はあ、店長が参加してくれるなら、
私としては願ったりかなったりです。
けど、いいんですか、彼氏は?」
「いないし」
そう誰もいない。
今周りにいるやつらは、お見合いですべて断った、
いわゆる破談した男たちなんだから。
そんな男たちに振り回されて貴重な三十代最後の大切な一年を
無駄にしてなるものか。
しかしどうするこの腫れぼったいブー顔。
受付の友達からサクラになってってて頼まれたんですけど、
今日はパートの武さんと代わってあげてたんで、
無理なんですよね。
それに、サクラとはいえ、会費払わなくちゃだし、
はっきり言って興味ないっていうか?
店長今日早番だし、参加お願いできませんか?」
「あ、どうかなあ、暇じゃないし私もそう言うの興味ないっていうか?」
「ああ、そうですよね!この間、恋人迎えに来てましたもんね?
それに領収書の人もいたし……
判りました、じゃあ他の人に……」
「み、ミーコちゃん!」
「はい?」
「参加する!させてそれ!興味あるから!」
「……はあ、店長が参加してくれるなら、
私としては願ったりかなったりです。
けど、いいんですか、彼氏は?」
「いないし」
そう誰もいない。
今周りにいるやつらは、お見合いですべて断った、
いわゆる破談した男たちなんだから。
そんな男たちに振り回されて貴重な三十代最後の大切な一年を
無駄にしてなるものか。
しかしどうするこの腫れぼったいブー顔。