お見合いの達人
「おう!それくらいあんたが欲しいってことさ」
「は?
言ってることが判らない。で?
何か買いに来たの?
ひやかし?」
「おう、客、と言いたいがネタ切れで、
あんたの顔見に来た」
「だからお店来るのはっ」
「この間、隣町の駅前で男と歩いてるの見た。
連絡先教えてよ。
他の男と会う時間あるんだろ?なら俺にだって付き合ってよ」
「何言ってるのよ、何度も言ってるけどあなたの事は断ったはずでしょ?
今更必要ない……」
あ、そういえば……
『まあ、何はともあれ、いわゆるモテ期なんじゃないかしら、
奈留ちゃん、どうせなら今を楽しんじゃったら?』
順子さんに言われてことがふと思い浮かんで、思わず口を噤んだ。
「は?
言ってることが判らない。で?
何か買いに来たの?
ひやかし?」
「おう、客、と言いたいがネタ切れで、
あんたの顔見に来た」
「だからお店来るのはっ」
「この間、隣町の駅前で男と歩いてるの見た。
連絡先教えてよ。
他の男と会う時間あるんだろ?なら俺にだって付き合ってよ」
「何言ってるのよ、何度も言ってるけどあなたの事は断ったはずでしょ?
今更必要ない……」
あ、そういえば……
『まあ、何はともあれ、いわゆるモテ期なんじゃないかしら、
奈留ちゃん、どうせなら今を楽しんじゃったら?』
順子さんに言われてことがふと思い浮かんで、思わず口を噤んだ。