東京モラトリアム
「それじゃ、集合場所はいつものとこで。解散」
.....
「お疲れ、ハノ。」
「ありがと、葉瑠。....ねぇ、どう思う。」
「....わからない。一応あちら側とは、協定は結んでいるとしても何が起こるかわからない。」
「そうね。....考えてても、この件は仕方ないか。」
考えていても仕方ない。
今は、あちら側の策に乗り様子を見よう。
それに、わたし達には
゛探さなきゃいけないこと゛もあるしね。
「葉瑠。情報収集頼んだよ。」
「了解。ハノ、くれぐれもあの力は....」
「わかってるよw大丈夫。バレたりなんかしないよ。」
「ッフ)ならいいよwハノらしいわww」
「そりゃ、どうもですww」
...."あの力"。
紅秋以外の幹部皆が持つ"あの力"。
わたし達はそれについて、よくは知らない。
けど、その力が世界を破壊し滅亡させる力だってことはわかる。