黄昏に香る音色 2
直樹は首を捻り、
「もしかしたら…如月さんは、部室にいったかも…」
「どうして、里緒菜だけ」
香里奈は、直樹に詰め寄った。
「今回の脚本は、如月さんが書いたので…昨日、やり直したいところがあるって、言ってたから」
「そうなんだ…」
直樹の言葉に、香里奈は納得した。
最近、里緒菜とまったく話していない。
いろいろ話したいのに…。
少し黙り込む香里奈と、それを見守る直樹。
二人の様子を、じっと見ていた恵美と祥子は、
顔を見合わせると、
「香里奈…あたしたちいくな」
「じゃあ、またね。香里奈ちゃん」
手を振り、離れていく二人。
「え…ま、待ってよ」
残された香里奈と、
直樹。
気をつかわれたのだろうけど、
笑顔の直樹を見て、香里奈はまた、ため息をついた。
「もしかしたら…如月さんは、部室にいったかも…」
「どうして、里緒菜だけ」
香里奈は、直樹に詰め寄った。
「今回の脚本は、如月さんが書いたので…昨日、やり直したいところがあるって、言ってたから」
「そうなんだ…」
直樹の言葉に、香里奈は納得した。
最近、里緒菜とまったく話していない。
いろいろ話したいのに…。
少し黙り込む香里奈と、それを見守る直樹。
二人の様子を、じっと見ていた恵美と祥子は、
顔を見合わせると、
「香里奈…あたしたちいくな」
「じゃあ、またね。香里奈ちゃん」
手を振り、離れていく二人。
「え…ま、待ってよ」
残された香里奈と、
直樹。
気をつかわれたのだろうけど、
笑顔の直樹を見て、香里奈はまた、ため息をついた。