黄昏に香る音色 2
才能がある子だとは思ったが、
一緒にやるとは、思わなかった。
俺には、LikeLoveYouがあるから。
永遠にこのバンドで…
明日香と一緒に。
大輔は、明日香に淡い恋心を抱いていた。
啓介という憧れ尊敬するアーティストと結婚していて、子供がいても、関係なかった。
思うことは自由だった。
明日香と啓介のバックでギターを弾きながら、
大輔は、ミュージシャンとしても満足していた。
しかし、
大輔の思いは、断ち切られることになる。
啓介の死によって。
大輔は、バンド活動を続けることを主張した。
明日香さえいれば。
啓介のスペースは、ギターで埋める自信もあった。
しかし、
明日香は、首を縦に振らなかった。
他のメンバーも、解散を望んでなかった。
啓介の浮気も、発覚していた。
「今やめたら、ダメだ」
大輔の言葉を受けて、
明日香は、やさしく微笑んだ。
「そうね…大ちゃんの言う通りね」
それは、とても悲しい微笑みだった。
明日香はそのまま…
バンドを脱退した。
明日香と啓介のいない…
LikeLoveYou。
バンドだけが残っていた。
一緒にやるとは、思わなかった。
俺には、LikeLoveYouがあるから。
永遠にこのバンドで…
明日香と一緒に。
大輔は、明日香に淡い恋心を抱いていた。
啓介という憧れ尊敬するアーティストと結婚していて、子供がいても、関係なかった。
思うことは自由だった。
明日香と啓介のバックでギターを弾きながら、
大輔は、ミュージシャンとしても満足していた。
しかし、
大輔の思いは、断ち切られることになる。
啓介の死によって。
大輔は、バンド活動を続けることを主張した。
明日香さえいれば。
啓介のスペースは、ギターで埋める自信もあった。
しかし、
明日香は、首を縦に振らなかった。
他のメンバーも、解散を望んでなかった。
啓介の浮気も、発覚していた。
「今やめたら、ダメだ」
大輔の言葉を受けて、
明日香は、やさしく微笑んだ。
「そうね…大ちゃんの言う通りね」
それは、とても悲しい微笑みだった。
明日香はそのまま…
バンドを脱退した。
明日香と啓介のいない…
LikeLoveYou。
バンドだけが残っていた。