黄昏に香る音色 2
授業が終わり、
香里奈は、大急ぎで教室を飛び出した。
「香里奈ちゃん!」
祥子が呼び止めた。
「どこいくんだ?」
いつのまにか、恵美が香里奈の前にいた。
「お前。朝から、様子がおかしかったぞ」
「そ、そうかな…」
香里奈は、目をそらした。
「今日、コンサートあるわよね」
里緒菜が、徐に席を立った。
そして、香里奈の前まで歩いてきて、がっと香里奈の腕をつかむと、
そのまま、連れて行く。
「ちょ、ちょっとお!」
反対側を、恵美がしっかりカードする。
香里奈は、拉致された。
その様子を見ていた直樹は、彼女たちの後を追った。
香里奈が、連れていかれたのは、いつもの屋上だった。
香里奈は、大急ぎで教室を飛び出した。
「香里奈ちゃん!」
祥子が呼び止めた。
「どこいくんだ?」
いつのまにか、恵美が香里奈の前にいた。
「お前。朝から、様子がおかしかったぞ」
「そ、そうかな…」
香里奈は、目をそらした。
「今日、コンサートあるわよね」
里緒菜が、徐に席を立った。
そして、香里奈の前まで歩いてきて、がっと香里奈の腕をつかむと、
そのまま、連れて行く。
「ちょ、ちょっとお!」
反対側を、恵美がしっかりカードする。
香里奈は、拉致された。
その様子を見ていた直樹は、彼女たちの後を追った。
香里奈が、連れていかれたのは、いつもの屋上だった。