黄昏に香る音色 2
志乃は、フッと自嘲気味に笑うと、

紙を丸め、歩き出した。

そして、廊下にある自動販売機の横にあるゴミ箱に、
丸めた紙を棄てた。

少し深呼吸すると、満面の笑みになり、軽やかなステップで、再び歩き始めた。


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