黄昏に香る音色 2
少し驚いた後、

「それは…わかっている」

エドワードも真剣な顔で、こたえた。

そして、ジュリアを見つめ、

「しかし…」

「しかし?」

エドワードは、ワインを手に取った。

一口飲むと、

「それは、今日…君を呼んだ理由でもある」

「私を呼んだ…理由ですか?」

「そうだ」

エドワードは、深く頷いた。
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