黄昏に香る音色 2
別の部屋に案内され、

1人で待つティアは、

ほくそ笑んでいた。

今、ティアいる場所。

何年か前なら、入ることなど、夢のまた夢だった。

しかし、

今ここにいるのだ。

(やれる)

ティアは、確信した。

(あたしは今、やっとたどり着いた)

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