黄昏に香る音色 2
「タイプじゃないって、どういうことよ!」
里緒菜は思わず、声を荒げた。
「香里奈さんみたいな…タイプが、好きじゃなくて」
直樹は、真っ直ぐ前を見据え、
「香里奈さんが、好きなんだ。タイプとかじゃない」
直樹の言葉も、まっすぐだ。
「香里奈さん…本人だけが好きなんだ」
里緒菜はじっと、直樹を見つめ、
少し目を閉じた。
里緒菜は思わず、声を荒げた。
「香里奈さんみたいな…タイプが、好きじゃなくて」
直樹は、真っ直ぐ前を見据え、
「香里奈さんが、好きなんだ。タイプとかじゃない」
直樹の言葉も、まっすぐだ。
「香里奈さん…本人だけが好きなんだ」
里緒菜はじっと、直樹を見つめ、
少し目を閉じた。