黄昏に香る音色 2
「おお…そうか!ありがと」

ゆうは、昨日までと違う優の雰囲気に戸惑っていた。



どこか艶めかしい。

そんなゆうに気づいたのか…クスッと笑う優。

「でも…まだ、人数が集まってないんだよ」

ゆうは、視線を少し逸らしながら、鼻の頭をかいた。

「活動が決まったら…教えて下さい」

優は、頭を下げると、ゆうの横を歩き去っていく。


「どうしたものか…」

ゆうは次の授業である…
香里奈たちの教室に入った。
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