黄昏に香る音色 2
街角のBAR。
街の中心部から離れた、雑居ビルの中にあった。
名前はorange lady。
一階に美容院。
二階には服屋や、アクセサリーショップが並び、
その一角にorange ladyはあった。
昼間はカフェ、夜はBAR。
カウンターの中で、直樹はグラスを洗っていた。
扉が音をたてて、開いた。
「いらっしゃいませ」
orange ladyの中に入ってきたのは、
天城志乃だった。
黒で、ラメが入ったTシャツを着、下はデニムとラフな格好だ。
まだ7時半。
奥のテーブルに、二組のカップルがいるだけだった。
店内を見回すと、志乃はカウンターに座った。
志乃に気づき、カップルが騒めいている。
「いらっしゃいませ」
直樹は頭を下げると、志乃の前に、コースターを置いた。
志乃は一言、
「ビール」
直樹はサーバーから、ビールを注いだ。
コースターの上に置かれたビールを手にとり、
志乃は一口ビールを飲んだ。
街の中心部から離れた、雑居ビルの中にあった。
名前はorange lady。
一階に美容院。
二階には服屋や、アクセサリーショップが並び、
その一角にorange ladyはあった。
昼間はカフェ、夜はBAR。
カウンターの中で、直樹はグラスを洗っていた。
扉が音をたてて、開いた。
「いらっしゃいませ」
orange ladyの中に入ってきたのは、
天城志乃だった。
黒で、ラメが入ったTシャツを着、下はデニムとラフな格好だ。
まだ7時半。
奥のテーブルに、二組のカップルがいるだけだった。
店内を見回すと、志乃はカウンターに座った。
志乃に気づき、カップルが騒めいている。
「いらっしゃいませ」
直樹は頭を下げると、志乃の前に、コースターを置いた。
志乃は一言、
「ビール」
直樹はサーバーから、ビールを注いだ。
コースターの上に置かれたビールを手にとり、
志乃は一口ビールを飲んだ。