天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
「だから…あたしは…」
美奈子はゆっくりと、右手を降ろし…マスターに向けて突き出した。
すると、その手に銃が握られていた。
銃…しかし、真ん中の銃身を囲むように無数の銃口が、並んでいる。
特殊な銃は、真っ白な真珠のような輝きと…漂う程の魔力を帯びていた。
マスターは驚愕し、その銃を見つめた。
「ま、まさか……女神の力を、銃にしたのか…」
美奈子は、無数の銃口をマスターに向けながら、
「明菜の次元刀が、ヒントになった。あたしは、化け物なんかになりたくない!人を捨てたくない!力なんて…いらない!!」
美奈子の言葉に、マスターは全身を小刻みに震わせた。
「肉体を変化されるのではなく…武器をつくっただと!?だが、だが!それが、力を捨てたといえるのか!」
マスターは、美奈子を睨んだ。
「人は、武器を進化させ…破壊を繰り返してきたのだ!」
マスターの体が変わる。筋肉が盛り上がっていく。
「あたしは…そうは思わない!」
美奈子はきっぱりと、言い放った。美奈子の意識の強い瞳が、マスターを射ぬく。
マスターの体の変化が、止まる。
「確かに、人は…武器で殺戮を繰り返してきた!だけど、人は…武器を捨てられる!持たないこともできる!」
美奈子は、引き金に指をかけた。
「あたしは…人間が…身体能力より、武器を進化させたのは…武器は、持たなくてもいいと…捨てることができるからと思う。戦いを否定できるから!」
「だが!人は何度も!引き金を弾いてきた!」
マスターの体躯は、二倍になり…美奈子へと襲い掛かった。
激しい銃声が、轟いた。
美奈子はゆっくりと、右手を降ろし…マスターに向けて突き出した。
すると、その手に銃が握られていた。
銃…しかし、真ん中の銃身を囲むように無数の銃口が、並んでいる。
特殊な銃は、真っ白な真珠のような輝きと…漂う程の魔力を帯びていた。
マスターは驚愕し、その銃を見つめた。
「ま、まさか……女神の力を、銃にしたのか…」
美奈子は、無数の銃口をマスターに向けながら、
「明菜の次元刀が、ヒントになった。あたしは、化け物なんかになりたくない!人を捨てたくない!力なんて…いらない!!」
美奈子の言葉に、マスターは全身を小刻みに震わせた。
「肉体を変化されるのではなく…武器をつくっただと!?だが、だが!それが、力を捨てたといえるのか!」
マスターは、美奈子を睨んだ。
「人は、武器を進化させ…破壊を繰り返してきたのだ!」
マスターの体が変わる。筋肉が盛り上がっていく。
「あたしは…そうは思わない!」
美奈子はきっぱりと、言い放った。美奈子の意識の強い瞳が、マスターを射ぬく。
マスターの体の変化が、止まる。
「確かに、人は…武器で殺戮を繰り返してきた!だけど、人は…武器を捨てられる!持たないこともできる!」
美奈子は、引き金に指をかけた。
「あたしは…人間が…身体能力より、武器を進化させたのは…武器は、持たなくてもいいと…捨てることができるからと思う。戦いを否定できるから!」
「だが!人は何度も!引き金を弾いてきた!」
マスターの体躯は、二倍になり…美奈子へと襲い掛かった。
激しい銃声が、轟いた。