天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
「まあ〜あのラルが、相手じゃ〜仕方がないかあ」
笑みを抑えながら、ネーナは両手を頭の後ろに回し、マリーに背を向けた。
「クッ!」
マリーは限界だった。
気高い性格が、これ以上の侮辱を許さなかった。
マリーの手から、鋭い氷柱がネーナの背中を狙う。
「まったく〜」
呆れながら、頭に回していたネーナの腕から、鈎爪が伸び、
襲い来る氷柱を破壊した。
「これを、ラルにやったらよかったんじゃない」
くるりと反転し、ネーナはマリーに構えた。
「あんたとは、姉妹といえ!」
マリーは次々に氷柱をつくり、針の束のように、ネーナに投げつけた。
「ライバル同士!」
ネーナの鈎爪が炎を纏い、腕を回転させると、
炎の蛇となり、氷柱を噛み砕く。
「いずれは、どちらかが!」
マリーの手に、氷の細長いサーベルが現れる。
「王になり!どちらかが!」
ネーナは炎の蛇を身に纏い、氷柱を打ち壊すと、マリーへと突進する。
「消滅する!」
鈎爪とサーベルが、激しく火花と、霙を撒き散らす。
渡り廊下に咲く花たちは、燃え…そして、凍る。
「だけど!お父様は!」
「未だに、あの裏切り者を気にしておられる!」
笑みを抑えながら、ネーナは両手を頭の後ろに回し、マリーに背を向けた。
「クッ!」
マリーは限界だった。
気高い性格が、これ以上の侮辱を許さなかった。
マリーの手から、鋭い氷柱がネーナの背中を狙う。
「まったく〜」
呆れながら、頭に回していたネーナの腕から、鈎爪が伸び、
襲い来る氷柱を破壊した。
「これを、ラルにやったらよかったんじゃない」
くるりと反転し、ネーナはマリーに構えた。
「あんたとは、姉妹といえ!」
マリーは次々に氷柱をつくり、針の束のように、ネーナに投げつけた。
「ライバル同士!」
ネーナの鈎爪が炎を纏い、腕を回転させると、
炎の蛇となり、氷柱を噛み砕く。
「いずれは、どちらかが!」
マリーの手に、氷の細長いサーベルが現れる。
「王になり!どちらかが!」
ネーナは炎の蛇を身に纏い、氷柱を打ち壊すと、マリーへと突進する。
「消滅する!」
鈎爪とサーベルが、激しく火花と、霙を撒き散らす。
渡り廊下に咲く花たちは、燃え…そして、凍る。
「だけど!お父様は!」
「未だに、あの裏切り者を気にしておられる!」