天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
「おのれ〜!天空の女神!おのれ〜!九鬼真弓!」
すべての魔力を失い、消えそうになりながらも、タキシードの男は例の教会の中を、祭壇に向かって床を這っていた。
「最後に…我々を裏切った貴様に、呪いをかけてやるわ」
タキシードの男は、指で魔法陣を描き始めた。
「貴様にとっての災厄!そのような存在を!」
描き終わると、タキシードの男はひきつったような笑みを浮かべながら、消滅した。
と同時に、魔法陣が輝いた。
光の筒ができ、その中から、1人の茶髪の女が出てきた。
女は、辺りを見回した。
そして、祭壇の奥に飾られている肖像画に気づいた。
デスパラードの姿が描かれている肖像画に向かって、女は何かを投げた。
デスパラードの額に突き刺さったのは、出刃包丁だった。
「九鬼!!」
苦々しく肖像画を睨み付ける少女の左手には、乙女ケースが握られていた。
すべての魔力を失い、消えそうになりながらも、タキシードの男は例の教会の中を、祭壇に向かって床を這っていた。
「最後に…我々を裏切った貴様に、呪いをかけてやるわ」
タキシードの男は、指で魔法陣を描き始めた。
「貴様にとっての災厄!そのような存在を!」
描き終わると、タキシードの男はひきつったような笑みを浮かべながら、消滅した。
と同時に、魔法陣が輝いた。
光の筒ができ、その中から、1人の茶髪の女が出てきた。
女は、辺りを見回した。
そして、祭壇の奥に飾られている肖像画に気づいた。
デスパラードの姿が描かれている肖像画に向かって、女は何かを投げた。
デスパラードの額に突き刺さったのは、出刃包丁だった。
「九鬼!!」
苦々しく肖像画を睨み付ける少女の左手には、乙女ケースが握られていた。